中国通販 Aliexpress からいろいろ購入

新年になって一週間あまり、年が改まったということにことさらこだわることもないだろうが、今年も What's New ? を目指してやろうかと思っている。そんなわけで年末に中国通販 Aliexpress に発注したものがポツポツと届きだしたので、ちょっと紹介。

 

1.透過Grating

以前に分光器を自作したときには、Edmund の 600 Line/mm の透過グレーティングを使用した。12.5mm×12.5mm の大きさで1万円以上する。もう少し手軽に分光を実験しようかと思って、このようなものを発注した。一枚500円程度。

 

ざっとテストしたところ、以前に Edmund から前述の Grating と同時に購入したフィルムタイプよりも良さそうである。

届いてから Aliexpress をいろいろと見ていたら、きちんと枠に入ったものがあった。

こちらのほうが使いやすかもしれない。

 

2.低圧水銀灯と光コネクタ

Grating の値段にかかわらず、分光器の精度は校正によることになる。なので、基準光源のセットを作ることにした。これまでにもネオンランプを使ってキャリブレーションを行ってきた。ネオンランプは比較的波長の長いところのライトソースとなる。波長の短いところの光源は水銀灯が良い。

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こんなふうに、大昔に製作した 紫外線 EP-ROM 消去器があるが、AC100V 蛍光灯の機材であり、使いにくい。もうすこし コンパクトにと探したところ 15V程度の電圧で点灯できる紫外線ランプがあり、これを購入。

一個 200 円ほどで安い。E17 ソケットが使えるので簡単に点灯試験をしてみた。電極が温まって放電を開始する。

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放電して発光するためには電流が 300mA ほど必要で、放電し始めると抵抗値が下がることになるので、大きな電流が流れ、電極が破損する。電極が断線せずに放電を維持するための電流制限回路が必須となる。

 

これを Optical Fiber で分光器に導くようにする。光コネクタを使うときれいにできそうなのでこれを発注。

こんなのが届いた。

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全部で 1200円ほどで 50個。こんなにいらないのだがしかたがない。

 

3.W32-ETH

ここのところ色々な実験には、ESP32 ボードを使用している。FreeRTOS にも使い慣れて、WiFi も便利。確実な通信のために Ether Net の付いた基板を発注。

使い慣れたArduino の環境で開発できるのが良い。

 

4.Silicon Lab Si4732

Silicon Lab のワンチップ DSP ラジオ用IC Si4732。ネットでは Si4735 を使ったものが SSB も受信できるということで記事が多いが、同じ同じファームで動作する、Si4735はSSOP-24 ピンなので、使いやすい SOP-16 パッケージ版を発注。

 アマチュア無線や放送を聴くラジオとしてでなくスキャナーみたいに電波の強さを測るのもを作ってみようかと思っている。

 

5.RTL-SDR

最後はこれ、定番の RTL-SDR 。SDR はいろいろと持っており使用している。いわゆる RTL-SDR も数年前から使っているが、標準的なものとして購入。

 

What's New といいつつ、これまでやってきたことの改良モードであまり変わり映えのしないような感じだが、継続の延長線上に変化があることを目指すことになるか。