岩手県宮古市

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盛岡市での全国高等学校総合文化祭を見終えて、バスで沿岸部の宮古市へ向かった。
見ておきたかったのだ。
道中は、地震の影響は、感じられなかった。バスで山道を越えて行くこと2時間、宮古駅前に着いた。ここも、きれいにされており、津波の影響は感じられなかった。

事前に、いくつかの旅館をあたって、とめてくれるところをさがした。そのうちのひとつ、1泊2食で8000円くらい。1Fが津波でやられたので、まともな食事がつくれません、朝晩ともバイキングですよとのことであった。
それにしても、夕食のメニューは、想像以上にがっかりするものであった。ビールは、ホテル内の自動販売機から買って飲んだ。まあ、復興支援と思えばよいのだろう。
それなりに満室で、工事関係者、ボランティアの人たちも多いようであった。

宿までは、宮古駅からタクシーで行ったのだが、途中、こわれた家がいくつか見えた。瓦礫をまとめたところもあった。「解体可」とかかれたおうちもあった。町がなにごとも無かったようにこざっぱりしているのは、津波で壊れたりしたところは、片付けてしまったからなのだ。

5階の部屋、翌朝カーテンを開けて外を見ると、自衛隊護衛艦「やまゆき」が接岸していた。公開があるらしい。写真の左側は、津波でこわれた車の集積所になっていた。右側は、ごらんのように材木を積み上げてあったが、もともとその位置であったのかは、わからない。津波で、この界隈にあった建物はすべて被害を受けた。

雨なので、海岸部まで行ってみることをあきらめ、帰ることにした。盛岡までの帰りは、山田線に乗った。運行は、1日5本くらいだが、乗客は3割程度であった。道中の路線のから見る風景も地震の影響を感じさせるものはなかった。