アメリカ入国ビザの申請

アメリカの英語学校へ行くには、学生ビザが必要である。アメリカへ観光などの場合には、ビザ免除プログラムがあり、90日以内であれば、ビザはいらない。しかし、フルタイム(週18時間以上)の授業がある学校に通うには、学生(F-1)ビザが必要である。
いくつかの語学留学のサイトでは、90日以内であれば、ビザは不要です、と宣伝しているところもある。授業時間が18時間以下なのだろうか、あるいは、めんどくさいし、お金もかかるので、ある程度不法を承知で、ビザなしで行くのかも知れない。
不法なことはできないというか、外国では当局に疑念を持たれるようなことがあれば、どんな仕打ちを受けても文句は言えないので、きちんとビザを貰って入国することにする。

ビザの申請は、アメリカ大使館のHPからオンラインでできる。申請して、クレジットカードで料金を支払い、面接を予約する。必ず、大使館・領事館に直接出向かなければならない。私の場合には、東京が近いのであまり問題ないが、札幌から沖縄までいくつかの領事館がるとはいえ、たいへんだろうと思う。

ビザの申請書は、かなりの項目を英語で質問されるのを英語で入力しなければならない。必要なところは、WEBの項目のところにカーソルを合わせると日本語訳が表示されるのだが、間違えると、ややこしいことになるので、多少緊張して入力する。
多くの質問は、私自身の退職前の仕事、会社など身上にかかわるものなのすぐに入力できる。その中で、すぐにわからなかったのは、親の誕生日。両方とも死んだ年月日は覚えているのだが、生まれた年月日は、簡単にはわからない。日常生活の中で、これまで生きてきた中で、一度も聞かれたことはない。結局、ここは、空白で申請した。

あとで調べたら、父は、1898年7月11日、母は1912年11月5日であった。
ちなみに、姉の話によると、兄弟の中で誕生日が間違いないのは、私だけだそうだ。故郷は宮古島の田舎、出生の届けに関して、そんなに厳密でもなかったようだ。生まれてから14日以内に届けるとのことであるから、届けるときになって、適当な日付を申請することもあったようだ。特別の用事がなければ、役場にはそうそう行かなかったので、役場に行く用事があるときにつじつまをあわせて申請したらしい。私の出生届は間違いなく申請されたとのこと。

麻布のアメリカ大使館での面接の時には、両親の誕生日の日付とサウスカロライナ大学から交付された、I-20の書類を用意して臨んだ。女性の係官は、親の誕生日を再確認するでもなく、許可がおりた。1週間後に、ビザが到着した。