Key Pad 修理完了

今日は、小惑星 Gunia 983 による UCAA4-538-002592  掩蔽の予報がでており、条件が良かったので、CCDカメラを乗せ変えての観測を準備していた。が、午後から雲がかかり、夕方には、まったくNGとなってしまった。よって、観測はキャンセル。

先日来のLX200 Key Padの修理にとりかかる。基板をうまく固定できるTOOLを作り、先の細いニッパーを用意して、とりかかる。不良のIC 74HCT166はPINをニッパーで切って、きれないところは、半田吸い取り器で取り除き取り外す。やっと、取り外すことができて、交換のICもこのままでは、入らないので、PINを切ったりして、やっと交換できた。
前に、別のKey PadでNGとなった、タンタル電解コンデンサも予防保全のため、交換することにした。以前、もう一台のKey Pad でNGとなったコンデンサはこんな感じで、こげてしまって、ショートして焼けてしまったのだ。
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今回取り外したコンデンサと新しいコンデンサ。すこし、耐電圧も容量も大きなものに交換した。
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右側は、交換した新しい日本製のタンタル電解コンデンサである。明確な劣化の兆候は現れてはいないが。この時代のものは、熱に弱かったのだろう、と思われる。

不良と目したIC 74HCT166 を74HC166に交換したところ、あっさりと回復した。
こう書くと簡単であるが、実際にはかなり大変であり、2度とできないだろうと思われる。今回は、PIN Headerの端のほうのICであったが。中央のものであれば、こう簡単にはいかなかっただろう。
あと、10年動いてくれれば良いが。