LX200-25 のタンタルコンデンサ交換

最近、ヤフオクに LX200 クラシックがよく出品される。LX200-25が多いのは、所有者が年をとって、扱いに困ったせいだろうか。先日、状態のよさそうなものを比較的安価に落札することができた。
赤道儀のマウントに乗せかえる前に、予防保全で、この機種で故障の多いタンタルコンデンサを交換した。写真のオレンジ色の部品。
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メイン電源回路のところだけ、アルミ電解+セラミックコンデンサに交換した。回路図を検討した結果、あまり劣化する要素がなさそうだったので、NGとなったときにいちばん被害の大きいところにとどめた。タンタルコンデンサは故障するとショートすることが多いのでやっかいである。
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こちらは、とりはずしたタンタルコンデンサ 6.8uF 25V、左は新品の4.7uF 25Vのものである。
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取り外したものの特性を測定してみた結果、
          OLD1     OLD2    NEW1
容量(uF)    6.8      6.9     4.7uF
損失係数(D)  0.30     0.40    0.13
ESR(Ω)    6.7      9.6     4.7

となっており、さほど劣化していないようなので、このロットはこれで良さそうだ。