Astrometry.net をローカルサーバーで動かしてみる

meineko さんのところで紹介されていた、Astrometry.net をローカルサーバーで動かして、AstroImageJ からアクセスすることを試みた。結論からいうと、うまくいかなかった。

ansvr をダウンロードして、インストール。このソフトは、Windowsでの Linux 環境である cygwin で動く。もともと、Astrometry.net をWindows で動作させる Astrotortilla をインストールしていたので、Index ファイルはダウンロードしなくても良かった。
Astrometry.net ローカルサーバー Ansvr は、PCのパワーON 時に自動起動するようになっている。

AstroImageJ を起動し、処理する画像を読み込んで、CCD Data Processor の FITS Header Updates のところから、DP Astrometry Settings の画面でローカルサーバーを指定する。
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そして、CCD Data Processor をスタートさせる。ステイタスは、RUNNING となる。
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Log画面には 指定した Dark、Flat の処理が済み、Plate Solve started と表示されるが、以降進まない。

Ansvr の Log 画面を表示しながら、確認すると、
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解析が Did not Solve で FAIL となって、以降、ずーとエラーメッセージを表示し続ける。

テストに使った画像は、Astrotortilla で事前に解析できることを確認している。このように、星を検出して、解析しているようだ。
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これをみると、星の検出個数は、15個で Astrotortilla で解析したときには、40個と表示された。Ansvr がAstrometry.net に渡すパラメーターに違いがあるようだ。

ただ、Plate Solve できなくて、WCS が更新できなかったら、その結果を受けて、次の画像の Dark、Flat 処理に進みそうなものだが、それがない。どこかに、設定があるのかもしれない。