アンテナの実験や実際の運用でベランダに置いたアンテナをワイヤレスで切り替えることができる同軸切替器を製作した。
WiFi モジュール ESP32/8266 を使って送受信機を構成して、同軸リレーを制御するようにしている。
こちらは受信側、ESP8266 のI/O ポートにトランジスタリレードライバでリレーを駆動する。同軸リレーは DDK 製の年代物。外に置くことと WiFi の電波が通るように防水ケースにいれてある。電源は外部から 12V を供給する。
送信側は今のところ ESP32 モジュールを使って、OPEN のままで実験。最終的な構成をまだ決めていないところもあるのと、パーツの到着待ちのところもあるため。
ESP32/8266 は WiFi モジュールとしてよく使われており、ネットでも多くのサンプルがある。が、その多くはアクセスポイントを経由してのものが大半でパソコン、スマホなどから制御できるとうたっている。この方式だと SSID やパスワードを設定したりでかなりめんどくさい。
シンプルに1対1で制御できる仕組みをさがしたところ、メーカー ESPRESSIF が供給している MAC アドレスを選択して通信する ESP－NOW という通信プロトコルでアクセスできることがわかった。一度に送信できるのは、260 Byte 以下と制限されるが、機器のコントロールにはまったく問題ない。
メーカー本家の解説は
ESP32 での実際の動作のサンプルはこちら。
ESP8266 を使用するサンプルはここから。
受信側の電源を室内からバイアスＴで供給することができれば、かなりシンプルなものになる。というわけで１：４の切替器を製作すべく KIT を発注
www.ebay.ie出店・発送はチェコからだが、どのくらいで到着するだろうか。
