Maker Faire Tokyo 2023

Maker Faire Tokyo 2023 に行ってきた。今年もエントリしたのだが、あえなく落選。出展には、一コマあたり二万円ほどの費用がかかるのだが、それでも自分の作ったものを見せたいという人が多いのね。溝の口駅前のローソンで前売り券を買おうとしたのだが、タッチの差でタイムアウトビッグサイトで当日券を買って入場。

開幕時の混乱を避けて13時に入場したのだが、会場はすでに大混雑、暑い。そんなに元気に歩き回れる身体ではないので、事前にリサーチしたものを中心に見て回る。

いちばん見たかったのは 卓上MRI顕微鏡 。以前から Twitter(X) でもフォローしていたのだが、実物を見て製作者とお話しすることができ、参考になった。こんなに大がかりなものでなくても実験してみたい。

宇宙部門、昨年は CubeSat がメインだったが、今年はロケットなどがメインの様子。大学のロケットサークルの展示などがあった。

こちらは、宇宙エレベーターの基礎実験の様子を展示した神奈川大学のブース。なじみが薄いというか縁遠いテーマではあるが学生の熱気は感じた。

ローバーでエントリしたチームも。アメリカのネバダ砂漠で行われた大会にも参加したそうだ。

私も微力ながら参加しているリーマンサットは、メインのエントリでは落選だったので、スポンサーブースに間借りしての展示、RSP-02 チームはメインボードに使用している Sony Spressence のブースにモックアップを展示、プロジェクトマネージャーの根橋さんがみずから説明にあたっていた。

RSP-01 は,この衛星の製作・解説本「#趣味で作る人工衛星」を発行しているオーム社のブースで EM モデルなどを展示していた。

その他おもしろそうだったのは「国産ニキシー管復活プロジェクト」。量産されれば購入したいのだが、ずいぶんと高いものになりそうだとの話。

それから、プリント基板にパーツを載せる「コンパクトチップマウンタ」。プリント基板を設計してガジェットなどを組み立てている人は誰もが夢見るというか、トライしてみたくなる装置である。私も以前に手動チップマウンタを製作したことがある。

かなり良くできている様子だったが、基板の原点設定、パーツの供給などの段取りのくらべて、得られるメリットが少ない感じでわりに合わないなーと思った。このようなチップマウンタ( Pick & Place )はもうひとつ出展されていたのだが、人込みと疲れてたどり着けなかった。

会場は以前の半分くらいのスペース、なので混雑していて、かなりの人出に見えた。前述のとおり、出展料を払ってでも自分の作ったものを見せたいという熱気にあふれていた。私もその一人だが、来年はどういうテーマでエントリしようか。