GPS同期発振器 30MHzのVCXO

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ほとんどのGPS同期発振器は10MHz出力となっている。新しい方式の[http://www3.sympatico.ca/b.zauhar/GPS_Std/GPS_Std.htm Bertrand Zauhar, VE2ZAZ]のものでもそうなっており、メーリングリストでの強い要望により、5MHz出力のものも供給している。この方式では、発振器の出力をPICのクロックとして使用しており、プログラムの変更が必要なのだ。

そんなわけで、5MHzのVCXOを入手したわけだが、秋葉原を歩いていると、鈴商で30MhzのVCXO 300円を見つけた。最初は、気にもとめなかったが、3分周すれば、当然、10MHzになると気づき、在庫の2個を買ってきた。

ネットで検索しても、ぴったりのデータはないが、らしきものはあるので、特性を確認すると、2.5V±1Vで1.5KHzの制御が可能なようである。もともと、標準 発振器として製作されているわけではないので、制御範囲が広すぎるような気がするが、ほかの製作例をみても、このようなものを使用しており、十分に使用可能と思われる。

というわけで、手持ちの74LS161 4Bitカウンタを3進カウンタに設定して、10MHzを取り出して使用することにした。この3分周回路だとDUTY比が3:1となってしまうので、PICが動作するかどうかだが、もともと、PICは入力(発振)クロックを4分周して、メインクロックとしているので、だいじょうぶだと思う。16F84で実験したところ、問題ないようだ。

この週末で完成させたい。