建築士は逆さに字を書くのが上手

幸区の会社と4回目の打ち合わせをする。ほかの会社とは、こちらから連絡しないので、自然に遠くなっている。ここ一本にして、毎週土曜日に定例打ち合わせとすることにした。
事前に、前回の分やその後きがついたことなどをメールしておいたので、かなり修正したものが上がってきた。
しかし、観測室が、一旦バルコニーに出て入る構造になっているため、再検討してもらうことにした。雨仕舞いなど、構造的には楽になるのだが、使いかってが悪く、結局は稼働率をさげることになるのではないかと思う。

打ち合わせをしていて気が付いたのだが、彼は逆さに字を書くのが上手である。図面をこちら側に向けたまま説明書き込みをするときに、図も字も私のほうからは正対で彼からは逆さのものを上手に書く。おそらく、図面を逆さに見てもそれなりに、頭の中で組み立てることができるのだろう。
これって建築士の常識なんだろうか、職業的な訓練なのだろうか、必要にせまられて、いつのまにかうまくなったのだろうか。入れ込みすぎなのかもしれないが、クライアントの立場に立って行動しているようで好ましい。うちの妻は正対の図面でもうまく読めないこともあるのに。