増毛から留萌をまわって

先週は札幌への1週間の出張。
許可をもらって、1日早く移動した。もちろん宿泊代は個人持ちである。

土曜日に札幌に飛んで、日曜の夜までに指定のホテルに入ればよい、という日程はだいぶ前から決定していたのだが、前日まで北海道のどこをまわるのか決まっていなかった。漠然と、3時間くらいで行けるとこまで行って、そこで民宿でも泊まって、帰ってくる、というかんじ。できるだけ鉄道に乗る。

旭川や室蘭、帯広は行ったことがあるので、北海道の西側に行くことにした。
しらべてみると、札幌から西海岸を通って、増毛、留萌方面へ行く特急バスは、1日1本しかない。
札幌駅のバスターミナルを16:10に出発。バスは北上するので、海に沈む夕日を想定して、進行方向の右側に席をとる。
考えが甘かった。西日が強い。おまけに、札幌市内も離れてからもずうーっと北海道のまっすぐな道を走り、照らされっぱなしである。カーテンを閉めたりしてしのぐのだが、景色は見たいし、でうまくいかない。南の方では夕日はすぐに沈むのだが、北の太陽は地平線に沿うように移動し、いつまでも西日を照らす。

18時過ぎに増毛に着いた。
札幌を出発する前に電話を入れた民宿へ向う。
途中、道が良く分からないので、前から来た若い女の子二人に道をきいたら、私たちは中国人なので良くわかりません、とたどたどしい日本語で言われた。
なんとか、たどりついた。うーむ、ハズレ。客はわたし一人。何日も客がいなかった風。
夕食は、5品が出た。めずらしく油っけのあるものがひとつもなかった。

翌日、増毛の昔繁盛したところを見る。酒屋の国稀、旧商家など。
北海道が栄えたころの風情があり、なかなか美しかった。
酒屋では、試飲をした。
駅に行く。ここは、映画 「駅」の舞台になったところ。実にさびれている。
列車も一日6本くらいしかない。次の便は2時間後であったので、バスで留萌へ移動。
道路の向こう側で、猫が2匹、ものすごい大きな泣き声でケンカしていた。
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できるだけ近くまで行ってとった写真。