加速度センサーでLX200 の安全対策 実装テスト

加速度センサーを使った予備実験で角度検出ができそうなので、実際の望遠鏡に取り付けてテストをした。
センサーはI2Cのプロトコルであり、マイコンと大きく距離をとることができないので、センサー部分だけを望遠鏡に取り付けてということがやりにくい。 Arduino Nanoを使って、センサーと一体型に組み上げて、写真のように鏡筒に取り付けていろいろと動きを確認してみた。
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結論から言うと、なかなか難しそうだ。加速度センサーは、写真のように、XY方向の加速度を検出し、それを角度に変換する。取り付け写真でいうと、X方向が赤緯軸、Y方向が赤径軸に相当する。
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望遠鏡を動かしたときに地平線10度より下にならないようにLIMITを設定して、電源をOFFにということをさせようと思ってもXYによって、LIMITの値が違ってくる。望遠鏡の地平線に対する値をXYZから計算してやらなければならない。このあたりは、アプリケーションノートを良く読まないといけない。

もうひとつ、センサーの精度があまり良くないようだ。使い方が悪いのか、静止した状態でも±3度程度の変動がある。実際の動作設定には、このあたりの注意が必要だろう。もともとこの加速度センサーは、携帯電話の方向検出などの応用を想定して作られたものなので、しかたがないところだろう。

もうすこし実験して、現実的な方法を考える。