製作した基板へのFirm 書込み、PCとの通信が確認できたので、CONFIGファイルの設定を行う。パッケージの中のソース Config.STM32.h を手直ししても良いのだが、Config ファイルを自動生成してくれるページがあり、これを使う。図のように、マウントの形式、ステップMOTORの定数、RTCの設定などを入力して、ページの左下にある「Generate」をクリックすると、Configファイルが自動的に生成される。
生成された Config.STM32.hのファイルをパッケージのものと入れ替えてコンパイルし、SMT32ボードに書き込む。
ボードに書き込んで、テストすると Config では、RTC DS3231 を設定しているのに、時刻情報を読み込んでくれない。またまた、OnStep STM32 WiKi を読むと、RTC DS3231ライブラリ「Makuna RTC」の設定をしろと書いてある。Wikiのとおりにやると、こんなファイルが生成される。
これらの「include」指定をメインの「Onstep.ino」にコピーしてコンパイルすると、エラーとなった。
設定が重複しているようなので、上記のうち、使用している RTC 以外の include 指定をコメントアウトする。具体的には、
#include <EepromAT24C32.h>
#include <RtcDateTime.h>
//#include <RtcDS1302.h>
//#include <RtcDS1307.h>
#include <RtcDS3231.h>
//#include <RtcDS3234.h>
#include <RtcTemperature.h>
#include <RtcUtility.h>
#include <ThreeWire.h>
#include <RtcDateTime.h>
//#include <RtcDS1302.h>
//#include <RtcDS1307.h>
#include <RtcDS3231.h>
//#include <RtcDS3234.h>
#include <RtcTemperature.h>
#include <RtcUtility.h>
#include <ThreeWire.h>
このようにして、無事コンパイルできて、Batt バックアップした時計を起動時にREADして時刻を設定するようになった。
Onsetp オリジナルは起動時の初期位置が天の北極となるように設定されている。今使っている Arduino MEGA バージョンは、マウントを FORK の設定として、LX200 Classic と同様に、起動時には、南中・天の赤道となるように変更してある。
今回のLX80 Onstep換装版は、マウントは 物理的には German EQ タイプであるが、FORKマウントとして設定し、初期位置をやはり南中・天の赤道とする。
Initialize.ino の340行あたりの void InitStartPotsition()の中の
setIndexAxis2(celestialPoleAxis2,PierSideEast);
を
setIndexAxis2(0,PierSideEast);
として、強制的にDEC=0に設定するようにして南中・天の赤道となるように初期位置を変更した。
発注していた平ギアも届いたので、シャフト径加工を行って、実装し、実際に動かしながらもう少し細かい設定をしていく。