MEADE LX80 を Onstep に換装 モータートラブル解決

前回報告した、DECモーターが回らない件が解決した。原因は、結果的にモータードライバのRESET端子がLow になっていたためだった。これを High (RUN MODE) になるようにして、回転するようになった。

モータードライバのRESET端子はそれぞれ
 RA側  → PC13
 DEC側 → PB15
に物理的に接続されている。

これらのPINは、Pins.STM32B.h のPIN MAP定義ファイルにより、
  #define A1MISO        PC13
   #define A2MISO        PB15
さらに
  #define Aux1            A1MISO
  #define Aux2            A2MISO
と定義され、またまた
  #define Axis1_Aux       Aux1   // Aux - ESP8266 GPIO0 or SPI MISO
  #define Axis2_Aux       Aux2   // Aux - ESP8266 RST or SPI MISO
となっている。
Onstep STM32 の一連のファイルを検索してみたところ、Axis1_Aux、Axis2_Aux は、ESP8266を使うときと共用になっており、Config で ESP8266 OFF としているので、PINの設定はされない。
このため、これらのPINは、入力設定になり、値が不定となる。起動時に、たまたま、RA側は High になり、DEC側は Low になったため、RA側は回転し、DEC側はしなかったということだ。

Initialize.ino ファイルの void initPins() に

  pinMode(Axis1_Aux,OUTPUT);                // For Motor Driver1 Reset
  digitalWrite(Axis1_Aux,LOW);  delay(5);   // ResetReset Driver1
  digitalWrite(Axis1_Aux,HIGH);             // Run mode
 
  pinMode(Axis2_Aux,OUTPUT);                // For Motor Driver2 Reset
  digitalWrite(Axis2_Aux,LOW);  delay(5);   // Reset Driver2
  digitalWrite(Axis2_Aux,HIGH);             // Run modeH

を追加して、起動時に、これらの端子を Low → High とすることで、モータードライバをリセットし運転モードにすることで、正常に回転するようになった。

届いたギアをモーターアセンブリに組み込んで、
イメージ 1

さらに、RA側のウォームとのあたりを確認。かなりギリギリなので、再加工が必要。
イメージ 2

まもなくRA側の試運転ができそう。