獣害対策用に4連レーザー照射器を作る

妻の実家の獣害がとまらない。イノシシが昼間も出るようになり、この春生まれたウリンボも大きくなって、そこらじゅうをうろつきまわっているとのこと。うちで駆除することはできないので、せめて、家の周りには近寄ってくれないようにしたい。

以前に写真のような、超音波を発生する忌避装置をつけたが、義母によるとあまり効果はないようだ。

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ただ、蹴倒されていることが多く、どうも変な感じのする嫌なものだとは感じているらしい。そのたびに義母は立て直しているとのこと。やりかたをもう少し検討する必要があるようだ。

 

家の周りで作業をしているとき、イノシシが近づいてきたときに、追っ払うことができるように、レーザー照射器を作ってみた。離れたところから、イノシシに目潰しをくらわせよう、という作戦である。

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Aliexpressで購入した赤色レーザーを4連としたもので、中味はこのように。単に4本のレーザーをパラに接続して点灯するようにしただけである。それぞれの電流が均等になるようにそれぞれに抵抗を入れてある。2個づつ組にして交互に点灯するパルス駆動にすれば、消費電流を半分に減らすことができるが今回はシンプルに常時点灯とした。

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4連としたのは、離れたところからでもねらう事ができるよう照射面積をひろげるためである。ビームスポットも広げることができれば、さらに良いのだが、この安物はそれができないタイプ。

4個方形に並べたのだが、面精度が悪いために、照射するとこのとおり。明るい戸外では照射場所が分りにくいが、それでも1個の照射よりは当たる確率が高くなる。

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同時に音も出るようにすれば、操作する人にわかりやすいし、超音波での忌避音も出せばもっと効果はあると思われるが、それは効果も見ながら次期バージョンで考えよう。

 

週明けに上京して、うちに来る義母に使い方を説明して使ってもらうことに。それなりに危険なものなので。