TCD1304 リニアイメージセンサで分光器 2

前回、エラーとなった分光器のPC側パッケージソフト pyCCDGUI は、解決策が見つからないので、ソースコードを使って Python でダイレクトに動かすことに。

まず、Python3をインストールしなければならないが、これは Windowsコマンドラインから動かさなければならないので PythonIDEとも言うべき、

www.spyder-ide.org

をインストールして使う。起動するとこんな感じ。

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TCD1304.WORDPRESSから pyCCDGUI のPythonソースをダウンロードして Spyder  で実行させると無事 pyCCDGUI の画面が出る。

 

早速、光の有る無しがわかるようにセンサの前面にテープを張り付けたり、COMポートなどを指定してデータを取得してみると、

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こんなふうで、らしいデータが表示されない。露出時間を変えたり、光の強さを変えたりいろいろといじってみたが、ほとんど変化がない。

TCD1304.WORDPRESS では、

akizukidenshi.com

での動作をベースに開発されているようなので、ボードを秋月から取り寄せで実験。

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指定のPINに接続して、

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CCDの面に光の有無がわかるような模様のあるテープを貼り付けて pyCCDGUI を動かしてみると、

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らしいデータが表示された。

なぜ、STM32F103 ボードでうまく行かないのかわからないが、光学系を組み立てて分光器として仕上げてみることにする。