TCD1304 リニアイメージセンサで分光器

ネットを見ていたら、東芝のリニアイメージセンサ TCD1304 を使ったシンプルな分光器の製作ページに行き当たった。

tcd1304.wordpress.comリニアイメージセンサ TCD1304 とSTM32 CPUボードを使って製作しているのとソフトも公開されている。電子回路はとても簡単なのとSTM32ボードもあるので、センサを入手して実験してみることにした。

 

もとより、分光器はカメラよりも光学系をきちんと作るほうが大切で大変なのだ。撮像はWEBカメラでもできる。リニアイメージセンサを使うことにより、高解像度が期待できそうなのである。 TCD1304 はバーコードリーダーに広く使われているので安価に入手できる。Aliexpress では、いくつかのお店で取り扱いがあり $5~6 くらい、MOUSER では、2,812円という値段が表示されている。Aliexpress のお店から購入。

センサの回路はデーターシートの通り。

f:id:PanariLab:20200206125648j:plain

他のパーツも手持にあったので、基板を切削して組上げた。

f:id:PanariLab:20200206125832j:plain

ちなみに裏側はこのとおり。

f:id:PanariLab:20200206125903j:plain

これを STM32F103 Blue Pill ボードと合わせて、テストベンチを作る。

f:id:PanariLab:20200206130008j:plain

STM32F103 の基板は別の用途に製作したもので、小さな間違いもあり遊休となっていたものを流用。

先の

Connecting the CCD and the MCUtcd1304.wordpress.comの記事に従って STM32F103 ボードとCCDを配線した。

ダウンロードのページからもらった、STM32F103 のFirm を書き込む。PC側のソフトは、Python3で記述したものがある。Windows 版 STAND-alone の pyCCDGUI というパッケージをダウンロードして動かしてみる。

しかし、

f:id:PanariLab:20200206131403j:plain

あっけなくエラーとなって、実行できない。

エラーメッセージを見ると、encodeings というモジュールが無いとのことだが、いまのところ対処方法がわからない。

さがしてみることに。