SAA2-2N の話は終わりにしようかと思ったけれども、
groups.ioNanoVNA V2 のフォーラムを見ていたら、Nコネ版について言及があった。スレッドの要点は、Nコネ版は鉄板のケースに入っており、頑丈に取り付けられていると思われているが、SAM 版の PCB に変換コネクタをつけたものだということ。結果的には PCB で支えることになり、強度を過信しないようにとのこと。Nコネ版は、それ用に設計した基板だと思っていたが、単にSMA基板に変換コネクタをつけたものだった。
上の写真は、ネットからのもの。前面パネルが曲がって映っているが、これはプラスチックなので一時的なもの。
正直言ってびっくり。これだったら、そのままSMA-N 変換に替えて、SMA のコネクタを使えるようにしたほうが良いのではないか、と思って私のものも開けてみた。
たしかに、SMA-N のコネクタ連結となっている。ネットの写真ではよく分からなかったが、コネクタは半田付けされていて、分離することができない。SMA-SMA 変換が使えるかと思ったけれどもできない。
そして、L 型のSMA コネクタで基板に取り付けられている。前面のパネルは単なる飾りというか、操作ボタン表示のためのもので構造には寄与していない。N コネのネジは前面パネルを支えるためのもの。
高周波測定ということでは、不用意に緩んだりしないようにしっかりと作られているが、一般的に N 型コネクタが使われている装置と同様な強度とは思わないようにということなのだろう。
N 型コネクタでは、太いケーブルを接続することが多いので気を付けて使わなければ。