観測の自動化を検討している

ここのところ、都会の空でもできる変光星の観測をしている。
CCDカメラで目的星を撮影し、次に比較星を撮影する。
いまのところ、観測室のPCをリモートログインして行っている。
単調な作業の繰り返しであるので、自動化を検討している。

撮影は、CCDsoftでインターバルを設定することができる。
ところが、望遠鏡を目的星、比較星と移動させるのは、LX200のコントロールのソフトで行わなければならない。これを、タイムスケジュールに沿って実行するのは、かなり面倒である。
若いころならば、体力にまかせてやったことだが。
また、ひとつの星だけを観測するのは効率が悪いので、一晩のうちにできるだけ観測するようなプログラム組めるようにするのが良いだろう。

すべてのTASKを作るのは大変なので、司令塔のプログラムから、望遠鏡のコントロール、CCDの撮影をコントロールできるようにしたほうが良い。
いろいろと、調査と検討の結果、ST-7での撮影は、CCDsoftをWin32OLEを使ってコントロールすることができることがわかった。この例では、Rubyであるが、EXCELのVBAでも可能である。
LX200のコントロールプログラムも同様にできないか調査したのだが、使用できるプログラムは、このようなものは無い。LX200のコントロールは、赤軽・赤緯を指定して移動コマンドを送信するという単純なもので良いので、望遠鏡とRS-232のコマンド通信さえ出来ればよいと考えられる。

全体を構成する選択肢として、
1.Visual Studio などを使ってプログラミングする
一番きれいに、柔軟に出来ると思うが、難易度が高い、というか、作業工数が多い
2.EXCEL VBAで作る
記録の部分は、EXCELで可能なので、それなりに簡単にできる
3.Rubyなどスクリプト言語を使って、作る
プログラミングの経験は少ないが、将来性はある

結局のところ、RubyによるCCDsoftのコントロールプログラム雛形は、CCDsoftをWin32OLEを使ってコントロールする、から得られる。RS-232のコントロールの雛形は、ここから得られるるので、Rubyで作ってみることにした。