LX200 ICを交換してMOTORが動くことを確認

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先週からの持ち越しで、LX200の修理。
壊れたMOTOR DRIVER L2724 の代わりに、TCA0372 をつけてみた。
MOTOR DRIVERは同じ回路で形状により、
L2720 16PIN DIP            5W
L2722 8PIN DIP             1W
L2724 9PIN SIP 放熱板付き    10W
がある。LX200に使われているのは、放熱板のついたL2724である。
TCA0372は、L2722に相当するものである。

写真の左側、フラッシュの反射でわかりにくいが、放熱のため、アルミ板でICを挟んである。
電源を入れると、RAモーターを駆動する音が聞こえ、しばらくして、KEY PADにいつものメニューが表示された。やはり、IC が壊れていた。KEY PADでMOTORも動かすことができる。

最初、IC をプリント基板に実装してテストしたら、メニューが表示されたが、動きがあやしい。
ICを触ってみると、手で触れないくらい熱い。かなり電流が流れるので、発熱し、サーマルプロテクトが働くようだ。すぐに動かなくなった。
写真のように放熱板を付けたら、それなりに動くようになった。アルミ板をさわるとほんのり暖かい。連続運転しても大丈夫である。赤道儀モードで1時間ばかり運転したところ、目盛環で1H動くことが確認されたので、追尾もしているようだ。

もとのICが壊れていることはわかって、復旧の見通しは立ったが、やはり、このICではパワーが足りないようだ。起動時、SLEWモードなどモーターの音がスムーズでない。モーターが悪いのか、ピーク電流でのサーマルプロテクションのせいなのかわからないが。
上記のように、放熱板付きは、10Wで、8PINは1Wである。せめて、L2720の5Wのものがあれば良いのかもしれないが、放熱板では追いつかないようだ。冬場のこの時期でさえこうなのだから、夏場は無理だろう。

も少しパワーのあるものをとさがしたところ、秋月でパワーオペアンプ LM675 を400円で売っていることがわかったのでこれを2個使って作ってみようか。スペックからは、気になるところがあるが。