シュミカセのMotor Focuser

気がつけば、2月も終わりになろうとしている。全般的に天気が悪かったため、観測日数も数えるほど。なにもやっていないわけではないが、この BLOG もあまり更新できなかった。

で、いつもの天文機材ネタ。
LX200-25を設置したのに伴い、これにも Motor Focuser を取り付けた。こんなかんじ。
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Step Motor で望遠鏡のFocus ツマミを回す仕組み。モーターは、秋月で売っているコパルのステッピングモーターである。

これを作るのに、ちょっと面倒なものは、モーターを取り付けるアルミ板を望遠鏡に取り付けるところである。
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こんなふうに、もとのネジをはずして、スペーサーをいれて固定するのだが、ここに入るインチピッチネジのスペーサーは売っていないので、市販のミリネジスペーサーにインチピッチネジを埋め込んで接着剤で固定して自作した。
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モーターのコントローラは以前に90S赤道儀をコントロールしていたものを流用した。以前にLX200-20用に作ったときには、PCからの制御のほかに手元のハンドSWで動かせる機能やPositionを示すLCDディスプレイも付けてあった。実際に運用してみると、これらの機能は、ほとんど使うことがなく、PCからの制御で足りたので、今回は実装せず。

PCからの制御は、前回と同じで、シリアルポートから制御する。
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ボタンを押している間、連続して動かす、という動作ではなく、それぞれの矢印キーを押すと、1、10、100ステップずつ動くようにしてある。今回はマイクロステップ動作なので、全体では、1152 Step で Focus ノブが1回転するので、十分な精度である。
ポジションは電源を切っても保持されるのと、リモートデスクトップで部屋から制御できるのが便利。