ポルトガル・トルコ旅行 1

遅ればせながら、先日のポルトガル・トルコ旅行の記録。
今回は趣向をかえて、妻の文章によることにした。

2014年、5月19日月曜日、成田。トルコ航空、夜10時半の便で、夫と私は2週間にわたるポルトガルとトルコの旅に出発した。機内は空いていた。アメニティとして、立派なスリッパも配られた。早速、持ってきた紙スリッパを使用、こちらはしまいこんだ。
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機内食も、悪くなかった。ビールにワインも飲んで、なんとかして眠ろうとするが、飛行機の機内で眠れるかどうかはもはや才能の領域で、私にはその才能はない。着陸前に朝食が出る。夫、緑茶をお願いしたら、トルコ人CAに砂糖が必要かどうか聞かれたとのこと。


飛行時間は12時間ちょい。午前4時半にイスタンブール到着。ポルトガル便が出るのは7時半。待つ。空港内を歩き回り、美味しそうなトルコのパンやらお菓子やらを見る。免税売店のエルメネジルド・ジニアの女の子二人が両手を高々と挙げて左右に振りながら同僚の若い男子のためにトルコ語で「ハッピーバースデー」と歌ってるのを見たりもするが、結局、空港のイスでバッグを抱きしめて眠った。お行儀は簡単に眠気に譲られたわけだ。


7時半、改めてポルトガル行きの飛行機に、中国観光団の皆様と一緒に乗った。殆ど満席。これからまた4時間半の旅。機内食の食事の内容は、さきほどの機内で食べた朝食と全く同じ。


トルコから出てギリシャ、イタリア、スペインと地中海を見ながら飛行機は飛ぶ。途中、トイレに行ったら床がビショビショ。持参の紙スリッパはこのトイレに足を踏み入れた瞬間、その任務を終えた。・・・。到着は現地時間10時半、雨上がりだった。

到着ロビーのVodafoneのSHOPで携帯電話のSIMカードを手配する。一番安いものと指定して、2台分で30ユーロ。日本から持ち込んだロック解除した端末に入れてOK。あとで分かったことだが、一台が音声通話できなかったので、連絡はメールで行った。


空港からは、タクシーで予約してあったパイシャ地区のホテルへ。到着ロビーではなく、上階の出発ロビー側から乗ればボラれることはないという情報を信じ、1階上にあるタクシー乗り場を探して乗車したおかげか、お支払いは10ユーロほど。リスボンの空港は市街に近い。


チェックインまで時間があるので、ホテルに荷物を預けて街歩き、とお昼。5ユーロでスープと、肉か魚のメイン・ディッシュがつきますよ、というレストランに入った。店には続々と観光客のお客が入ってきては、オーダーの段になり、本日は魚がないと聞くと、端から出て行く。こちらは素直に豚肉の串焼きを食べた。あたたかいスープが身に沁みる。
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 ホテルに帰る。リスボン歴史地区にあるホテルは、とにかくお安くないとのことだが、ここもそうだった。狭古い。エレベーターに乗れば、入り口の段差がすごい。動きもぎこちなくて、いまにもヘンなところで止まりそうで。部屋はというと、日本に帰ったのかと思うほど。洗面ボウルもハテ、これでどうやって水をこぼさずに顔を洗えるのかというほど小さい。1晩泊まるだけとは言え、思い出になるほど狭かった。荷解きも難しく、必要なものだけ出して改めて昼寝。


 夕食をとるべく、街に出る。ホテルの前にはZARA。周囲はブティックにお土産屋にレストラン、だが裏道に入ると目につくのは手芸店。こんなに手芸店が多い首都を見たことがない。小さなレストランでは土地のオジサン達がワイン片手にしゃべっている。全員ハゲている。(うちの夫も仲間です、混ぜてやってください。)

夫は、同じような裏道の店でもこぎれいなところを選択。店に入ると、左側に魚の冷蔵ケースが。人相の悪い魚は、なんという名前なのだろうか。イカはタルイカみたいな感じ。スルメイカとは違う。タルイカ系の方が好みだ。
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周囲のお客は大皿にメインとつけ合わせを盛り合わせたのをシェアして食べている。悩んでいる夫に、店の給仕は、肉か魚かを選べ!と言ったそうで、夫は肉、私は魚をオーダー。すると肉は牛肉を焼いたの、魚はタラを焼いたのが出てきた。なるほどポルトガル名物のタラ。それに牛肉の焼いたのなら、王道中の王道、お任せにするとはこういうことなのである。で、名物といえど、タラはタラだった。焼いてあって、それはいいとしても当然、タラの味。ノルマを果たした気分。料理全体で40ユーロ。ビール2杯と、10ユーロのおすすめワインとコミでの値段。あまり積極的ではなかったが、初日はこんなもんでしょう。

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