SBIG ST-402 で BB MONを観測してみた

某オークションで、SBIGの冷却CCDカメラ ST-402XMEを格安で入手した。いまどき40万画素のモノクロカメラは人気がないようだ。変光星の測光観測がほとんどの私にとっては、モノクロ、NABGのほうがかえって魅力である。

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LX200-20にガイド鏡として同架した12cm屈折 AR-128 に取り付けて機能確認。永井さんの予報を参考に、BB MON を観測してみた。このあたりの星は我が家からは南限に近い。

オートガイドなしのせいか、途中で大きくずれたところがあったが、視野から外れることなく2時間半ほど観測することができた。きちんと整約したデータではないが、結果はこのとおり。
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極小を捕らえることができたようだ。

ところで、この星の周期は、GCVSによると 0.732698 となっているが、VSXでは 1.465398 となっている。ちょうど2倍の違いである。多くの観測がある星なのに、どこかで間違って登録されたのだろうか。

どれが正しいのか、観測してみようかと思う。周期が倍の違いなので、先日の観測日時から、GCVSの周期 0.732 の奇数回目の極小の有無を確認すれば良いだろう。無ければ VSX、あれば GCVS が正しいことになる。
永井さんの予報から調査するといくつかあるが、12/29 24.60 、1/1 22.93 が
該当し、高度も高く観測しやすそうな時間帯だ。