ASI174MM-Cool カメラのテスト撮影

先日購入した、ZWoptical の冷却カメラ ASI174MM-Coolのでのテスト観測。
LX200-20に同架した AR-128に取り付け。もともと、この鏡筒がダイアゴナルプリズムを使うことを前提しているため、ふつうのNosepiece ではピントが出ないので写真のような長いものを用意した。
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カメラコントロールソフトは、SharpCapを使用。ちゃんと、カメラ冷却コントロールボタンが見えている。ざっとみたところ、冷却用電源+12Vをかけて、外気温-25度でパワーが18%くらいなので、余裕がありそうである。変光星観測としては、冷却パワーよりも、安定度が重要なのであるが、全く問題なさそうである。
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昨晩、テスト観測として、比較的天頂に近い、GW GEMを選んでみた。撮影した画像はこのとおり、フルサイズ 1936×1216 を 2×2 でビニングしたもの。AstroTortilla で解析すると、視野は 47′× 30′とのこと。
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食予報が22.67時なので、20時30分ごろから、フィルターなし露出30秒で350フレームほど連続撮影した。ガイドが無いのでズレまくりで、LX200特有の望遠鏡がJumpすることもあったが、なんとか写野を外れることなく撮影できた。
ダーク・フラットの処理はしていないがAIP4WINで光度を測定するとこんな感じで、極小を捕らえたことがわかる。途中、データの乱れたところがあるのは、雲がかかったりしているせいである。

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そんなわけで、変光星観測にも問題なく使えそうである。