Maker Faire Tokyo 2016

旅の記録はちょっとお休みして、Maker Faire Tokyo 2016、例によっていくつか、印象に残ったもの。

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スペース&サイエンスゾーンではいくつかの大学がロケットなどを展示。ロケット交流会でも見たものがいくつかあった。
いつも思うのだが、この手のロケットは糸川博士が最初に打ち上げたペンシルロケットから進歩していない気がする。せめて、テレメトリやコントロールなどでも現代の技術を使ったものにすれば良いのに。データ収集の装置をブレッドボードで作ったりして、信頼性というものに対する考え方がまったく感じられないのもあった。学生が作るのは技術の継承がむつかしいのだろう。

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ノリタケの小さな双三局真空管 Nutubu 6P1。これで作ったヘッドフォンAMPも転じしており、主にプリアンプなどの低周波用途だと思うが、RFでも使ってみたい。もう少し安ければなー。

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LED日時計、水流で歯車を回す水時計。時計としては全く逆転の発想だが、インテリアとしてはいろいろと発想が広がるものだった。

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いしかわきょーすけさんのPENプロッタ群。XYプロッタなのだが、コントロールにステッピングMOTOR ではなく、DCモーターを使うこだわり。

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MACにRas Pi を組み込んだクラスタマシン。Ras Pi でクラスタマシンを作るのは、はやりで比較的簡単にできそうだが、問題は、解く問題が無いことだろう。一般的にアマチュアクラスタマシンで解かなければならない情報処理はないと思う。

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大阪城追手門継手を再現した木ブロック。くわしい構造は、このあたりのページを参照して欲しい。日本の巧みの技を再現したもの。

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プリント基板にチップ部品を乗せるマウンタ装置。電子工作の際、チップ部品を使うことが多くなってきて、老眼でよく見えないのと、手が震えたりでなかなか大変である。こんなに自動化されなくても良いが、サポートする装置を製作するヒントが多くあった。

みんないろいろなものを作っており、なかなか楽しかった。自分の作るものは必要に迫られて作るものが多く、遊びのものはあまりない。このようなところにエントリするには、どちらかというと、遊び心のものが必要なのだろう。来年はそのような感じで応募してみようか。