LX200-25 はメカ系故障の模様

新規設置のLX200-25が不調の原因、とりあえずメカ/電気系の切り分けをすべくDECモーター信号を観測する延長ケーブルを作る。写真のように、ローゼットを経由して途中で信号線が引き出せるようにした。
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PHDguidingの波形からは、RA/DEC同時に動いている様子がわかるが、DEC側のMOTORに動作信号が来ていないことを確認できれば、メカ系の障害ということになる。
当初は、MOTOR制御電圧波形を観察しようと思ったのだが、エンコーダーのパルスが出力されているかどうか、のほうが容易である。DEC MOTORが回転すると、エンコーダーからパルスが発生する。DECのNSいずれかのキーを押して、オシロスコープで見ると、写真のように、信号はあまりきれいな波形ではないが、パルスが発生していることが確認できる。
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望遠鏡を通常の運転状態にして、オシロスコープをパルスが発生したらわかるモード(ワンショットトリガ)にして観測すると、数分運転してもパルス発生は確認されない。モーター制御コマンドは出力されていない。

ダメ押し確認のため、先日と同様に、実際の星で望遠鏡を Drift Align モードにして、DECモーターのケーブルを抜いてみた。運転中にケーブルを抜き差しするのは、電気系にダメージを与える可能性があるのでやりたくなかったのだが、やはりRAのドリフトはおさまらない。
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メカ系の障害、周期の短さからすると、ひろしさんの指摘のように、スパーギアが欠けているのだろうか。一旦、マウントから降ろしてみることにする。