さっそく、彼のHPを見ると、シンプルな作りながら 1port VNA タイプのアンテナアナライザーで、多機能な仕上がりとなっている。オープンソースとして、ソフト・ハードの資料は公開されており、東欧圏でしか製作例は見当たらないが、再現性は良いようだ。こんなふうに、スミスチャートやインピーダンスを表示したりすることができるとのこと。
というわけで、LimeSDR が届いたりで、いろいろとやることも多いのだが、なかなか興味深いので、作ってみることにした
このアナライザーは、RF基板(自作)+CPU基板(STM32F746G-DISCO)の構成となっている。RF基板は比較的シンプルな構成になって、入手しにくい部品は使われていない。RF基板試作は1枚なので、unicraft 社の無料プリント基板サービス を利用させてもらうことにした。
このサービスは、10cm×10cm以内の両面基板 1枚を無料で製作してくれるというものである。条件としては、自分のブログまたはHPに感想ないしは紹介記事を掲載するということのみである。これならできる。
さっそく EAGLE でアートワークを完成させ、ガーバーデータをアップロードして申し込んだところ、無料製作受付 OKの返事がきた。RF基板は、Arduino くらいの大きさなので、10cm×10cmだと、1枚しかとれないが、Arduino プロトタイプ基板の上に再実装することにして、2枚パネライズした。
オリジナルは表面実装パーツ使って作っている。
うまくいったら MLA48のメンバーに KIT で頒布する際の作りやすさを考慮して、ディスクリート部品で実験することにした。こんな感じ、unicraft さんのデザインルールチェックも無事通過した。
CPUボードは、秋月でも入手できるが、今回はRSオンラインから。在庫があれば即日発送なので、早々と届く。
早速、動作チェック、問題ない。
このCPUボード、あまりに高機能のわりには、値段が安いのに驚く。 216Mhzで動作するCPUに、タッチセンサー付きカラーLCD、24bitのコーデックもついていて、6000円強というところである。これらをうまく使って、EU1KY さんはアンテナアナライザーを作ったということ。
とりあえずは、基板の仕上がりを待つのと、そのほかのパーツを用意しなくちゃ。