沖縄に「エイサーまつり」を見に行く

沖縄に「エイサーまつり」(9月15日~17日)を見に行った。
エイサーとは、沖縄の旧暦のお盆にあの世からの霊を迎える、歌と太鼓の音楽。本土の盆踊りに相当する?といわれているた、どちらかというと、「おわら風の盆」に近いと思う。むこうは、静かでしとやかだが、エイサーは華やかで勇壮である。できれば、旧暦のお盆の夜に、各地でねり歩くエイサーの太鼓を聴きたいとおもうのだが、いつどこで行われるという情報がほとんど無く、それはかなわない。

全体では、3日間にわたるのだが、うまく日程が組めなくて、初日9月15日の夜に沖縄市のゲート通りで行われる「道ジュネー」のプログラムが見られるように、9/13~16の航空券+ホテルのパックツアーを手配した。
道ジュネーとは、エイサーの太鼓を演奏しながら、道をねり歩くもので、エイサー祭りに参加する各地の青年会が集って演奏する。

出発は、9月13日。数日前までは、天候は晴れの予報だったが、台風18号の影響で雨嵐モードに急変、羽田出発便のアナウンスでは、風が強くて着陸できなければ、羽田に引き返すとのこと。着陸時に飛行機がかなり蛇行したが無事到着した。リムジンバスにてホテルへ、客は私たち夫婦のみ。
道々街路樹が大揺れである。ホテルは、中部の北谷町美浜、通称アメリカンビレッジにある「ベッセルホテル カンパーナ沖縄」。オーシャンビューの部屋から見える波しぶきを見ていて飽きない。写真は外で撮ったもの。
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翌日、台風の影響で天候は目まぐるしく変わる中をホテルのまわりをいろいろと散策する。野生っぽいバナナの木があり、完熟の実を付けている。
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採って、皮を剥いてかじってみると、熟していて甘いのだが、このとおり種ばかり。植物好きの妻が、所属している会のミーティングに持っていくとのこと。
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ここには、大きな観覧車があり、ホテルでくれた割引券を使うと、ひとり400円とのことだったので、乗ってみた。乗客はほとんどいない。(あたりまえか)激しい雨風でそれなりに揺れ、下腹がムズムズする感じがした。一つの記念というべきか。
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翌日15日の夕刻、「道ジュネー」が行われる、沖縄市ゲート通りの会場へ路線バスで移動。途中、今は珍しくなった民家を見つける。
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瓦が白く塗られているのは終戦直後、資材が不足しているときにに作られたセメント瓦だと思う。柱に製材していない木をそのまま使っているのが印象的。昔はこんなふうに、ひさしのある家が一般的だった。

会場は、すでに見物のたくさんの人がいた。
出演チームは、こんな感じで、スタンバイしている。
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コザは、基地の町なのでアメリカ人のお子達の参加も。
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食べもの屋台もたくさん出ている。本土の祭りと違って、肉メインなので、バーベキューのにおいがあたりに充満している。値段のドル表示もある。
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エイサーの先頭は男組による太鼓。
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そのあとに、女性の踊りと続く。
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三線による囃し方は、軽トラックに載せたり、台車に載せたりで電源・PAを確保して演奏をする。
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エイサーはもともと青年団の出演がメインなのだが、若い人ばかりでなく、婦人会のみなさんも踊る。
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お子達も。この子たちは、将来のマイルドヤンキーということなのだろうか。
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毎年来ようかと思うほど楽しめた。