良く知られているように、中国では、ネットに規制があり、ホテルなどのLAN、WiFiを使用した通常の接続では、Google、Yahooなどにアクセスできない。LINEもNGである。そこで、中国でもGoogleなどにアクセスできるように準備した。AMAZONから「中国 本土31省 香港 7日間 データ通信 専用 プリペイド SIM カード」を購入して、2台のスマホに実装した。
動画を見たりしたわけではないので、データ使用量はそれぞれ1GBに満たなかった。
2年前だったか、杭州に旅行したときAMEX、VISAの国際カードがホテルの支払い以外には、ほとんど使えなかった。その前の上海では、それなりに使えたと思うのだが、ほとんどの支払いを現金で行った。
中国では、クレジットカードがあまり通用せず、銀聯カードがメインということなので、今回は、NEO MONEYというプリペイドタイプの銀聯カードを作った。クレジットカードはお店が手数料を支払うが、このカードはユーザーも手数料がかかるが、人民元との交換レートを比較したこのページによると、ATMで現金の引出しは、日本の銀行や中国の銀行で交換するよりもレートは良いとの事。
・スマホで決済する WeChatPay(微信支付)
深圳で体験したかったことに、スマホで決済する WeChatPay(微信支付)がある。
WeChat(微信)は日本のLINEのようなもので、中国で広く普及している。WeChatPay(微信支付)は、メンバーのアカウントに決済情報を送信する形で支払いを行う。この機能をを利用するには、WeChatの登録(アカウント作成)、WeChatPay(微信支付)のアクティベイトが必要である。
WeChatの登録(アカウント作成)は、このあたりのページにくわしいので参照されたい。WeChatPay(微信支付)のアクティベイトには、本人確認とWeChatPay(微信支付)へのチャージ(入金)が必要となる。本人確認は中国の銀行口座またはクレジットカードで可能となる。一時期、クレジットカードでの認証ができなくなっていたが、現在は可能である。
問題はチャージである。中国の銀行口座があれば、そこからチャージが可能であるが、今のところクレジットカードからはチャージできない。WEBでは、ホテルのフロントなどに現金を渡して送金してもらうようにする、などの手法が記されているが、今回はポケットチェンジでのチャージを行った。ポケットチェンジは海外旅行の際に余った外貨を、希望の電子マネーや、各種ギフトコード、クーポン等に両替できるサービスである。この交換先にWeChatPay(微信支付)があるのでそれを利用する。
やりかたは
・ポケットチェンジ端末で日本円紙幣を入れると、写真のようなスリップが出てくる。・WeChatアプリでQRコードを読むと、利用規約が出てくるので、OKする。
・氏名、パスポート番号、電話番号を入力する
・入力した電話番号にSMSでConfirmation Codeが届くので、それを入力する
これで、チャージ完了となる。
実は、羽田のポケットチェンジでスリップをもらい、ちょっとドタバタしたので、深圳に着いてホテルでチャージしようとしたら、香港SIMでは、SMSが使えないことがわかり、困ってしまった。旅行記にも書いたように、SMS先を義妹の電話に指定して、LINEで連絡を取り合って、無事、チャージすることができた。
支払いは、お店にあるQRコードを読んで、金額を入力、暗証番号を入れれば、送金完了となる。暗証番号はその都度入力するので、スマホを落としたりしても不正に使用出ることはなさそうだ。日本のコンビニなどでも支払いできるが、いまのところ、日本人のアカウントは使用できないようだ。