LiteVNA バッテリの不具合

LiteVNA 届いたときバッテリ動作できなかった。画面のインジケーターは赤の「空」表示で電源をつないでも充電されている様子がない。

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おそらく Li-Po 電池が放電してしまっで、再充電できないレベルまでになってしまったのだろうと推測。通常使用では PCで接続して PC アプリで見るのでさほど問題ないと思って、機会があればバッテリを交換するつもりでいた。

ネットをいろいろと見ていたら LiteVNA のバッテリ充電不具合がリポートされている。こちらのブログのページ

で詳細が書かれている。メイン基板上のバッテリ保護回路にミスがあり、ある一定の電圧以下になったバッテリに充電できない。修正するには、抵抗をひとつ撤去しなければならないとのこと。

もうひとつバッテリの不具合をリポートした YouTube のエントリ では開発者の Hugen 氏が前述のブログと同じ内容のコメントを書いている。

というわけでバッテリを確認してみることに。取り外してバッテリ単独で充電してみる。Li 電池は大きな電流で充電できるのだが当該の放電しきっているので 100mA くらいでやってみる。2時間ほど充電したら電圧が回復した。

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電池は活きているようなので、基板上の問題の R98 を取り外しすることにした。写真では大きく見えるが実物の抵抗は大きさ 1mm 程度である。

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他のパーツに影響を与えないようにカプトンテープで保護してホッとエアガンで温めて取り外した。

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電源を供給してみると正常に充電されている様子。

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基板上の R98 を取り外せば、前述のようにバッテリを単独で充電しなくても良いのではないかと思う。人柱になってしまったが、回復して良かった。