羽田で夜明かしをした話

10月6日(金)に札幌での出張を終え、千歳空港で出発を待っていた。
アナウンスがあり、台風崩れのというか発達した低気圧の影響でダイヤが乱れている。
出発は1時間遅れだと。20時過ぎになり、さらに遅れ、23時すぎになるという。
となると、羽田につくのは24時30分、荷物を受け取って、出られるのは午前1時になる。
ロビー内はどよめきがあり、窓口に走る人もいる。
しばらくすると、大声で怒鳴るひともあったが、ごく少数である。

私が思ったこと。
 自然現象だから、航空会社をせめてもしかたがない。
 札幌に残って明日にくりこすとしたら、どうなるのか
 札幌で安いホテルは紹介されるのか。
 明日、優先的に乗れるのか
 東京羽田では交通機関はどうなっているのか
 新幹線が遅れると山手線はそれに合わせて運転することがあるが、そのようなここは?
 空港で夜明かしするとしたら、どこでか、サポートはあるのか
 そもそも、明日の天候、飛行機の発着の見込みは?
などである。

その、ほとんどに札幌では答えがもらえなかった。
明日に便に振り替えるが、10時30分以降のものしか空きがない
それだけである。
結局飛行機は22時30分に飛んで、荷物をうけとったのは、24時30分であった。
ロビーではサポートの人がいるからと機内で言われたが、だれもそれらしき人はいない。
あちこち聞いたが、よくわからない。
征服を着た人がいたので、聞いたら、AIR DOのひとであった。
ようやく探して、毛布をもらう。
わたしたちがもらう様子をもて、ひとがたくさんよってきた。

どこでやすんだらよいかと聞くと、2階がよいだろうという。
すみのフロアの椅子をさがして横になって寝た。
あとから、たくさんのひとがやってきた。
夜中にこのターミナルはもう閉めますとのアナウンスが何度もあった
翌日の新聞によると1500人が羽田で夜明かしをしたらしい。

思ったこと。
 なかなか、必要な情報、サポートが得られなかった
 JALだったから連携が悪いのか、危機管理体制がまったくできていないと感じた
 必要なものはサービスではなく、判断するための情報であるのに情報の共有がない
 タクシー乗り場にいったら、長蛇の列であり、早々にあきらめた、羽田にタクシーが
 不足しているとの情報はタクシー会社には伝えられなかったのだろうか稼ぎ時であったと思うのに
うちの会社も大きいため、このような事態になったら、危機管理がまったくできないだろうな
なんとかしなくちゃ。

毛布にくるまりながら、同僚とソファーで寝るような事態はなんだか、若いときを思わせる
ように妙にハイな気分ににはなったものでした。