GNDで混乱している

CNCのコントローラをいろいろやっているのだが、先日、テストしようとして、別の
コンピュータのパラレルポートとステッピングモータードライバーが実装されているケースを
接続しようとしたら、コネクタの外側が接触したときに火花が飛んだ。
試しに、それぞれのケース間の交流電圧、つまりアース間電圧を測定すると90V近くある。
接続したままコンピュータの電源を入れると、コンピュターが立ち上がるまで延々と時間が
かかる。

ステッピングモータードライバのコントローラは、古いPC用の電源で動かしていたので
交換した。すると、アース間電圧は20V程度に下がり、誤動作もなくなった。
ネットでいろいろ検索すると、ここのトランスレスラジオの感電対策に情報がある。
要は、日本の電源はAC100Vの片側を接地してあり、コンセントの差込具合によって
このようなことになる。危機感にアース電位差があるときには、コンセントを引き抜いて、逆に
挿しなおすと同電位になるわけだ。100Vもかかっていたのは、PCの電源だからで、
アメリカ式に中点アースになっているせいだろう。

いままで、知識として知っていたし、PCとモニタを接続するときなど、小さな火花も見てきたが
動作しないなど、問題にはならなかった。今まで組み立てたものの中には、ケースの中にAC100
を引き込んだものもあるし、ケース内で不要な電流が流れている可能性もある。
私はこれでも、第3種電気主任技術者なのだが、気にかけていなかった。測定方法など検討して、
きれいにしておこう。