LX200 ハンドコントローラーの修理

イメージ 1
今日は、くもりで、レデューサーの実験ができないので、先送りにしていた、ずっと前に故障したLX200のハンドコントローラーを修理した。
故障の状況は写真のとおり、電源電源回路のタンタルコンデンサがショートして発熱、その熱でKEYPADにつながるフィルムケーブルを焼き切ったものだ。以前にもアメリカ製の機器でこのタイプのコンデンサが障害をおこしたことがある。性能が悪いのだろう。コンデンサを交換して、配線を接続することになる。
イメージ 2
写真は、交換したコンデンサ。左が焼損したもの。中央は、その隣にあったもの、右は別のところにあった同じタイプのものですべて交換。耐圧も容量も大きくした。
KEYPADの配線をジャンパーしようとしたのだが、どうしても分解することができない。フィルムをはがして、導体部分を半田付けするのは難しく、できたとしても信頼度は確保できないだろう。しかたがないので、この方法での修理はあきらめることにした。新たに同様のKEY配列スイッチマトリクスを作って接続するしかないだろう。

LX200は、ハンドコントローラが接続していないと、イニシャライズしようとして、そこでずーっとWAITの状態になり、RS-232ポートからのコントロールもできない。修理したハンドコントローラを接続して、動作を確認、KEYPADからの入力はできないけれども、PCからの専用プログラムでのコントロールができることを確認した。とりあえずは使えるものになった。