ハンダこて温度コントローラの実験

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 ここのところ、てがけるものが失敗というか、うまくいかないことが続いて、多少めいっている。シリアル接続のFMラジオ「ラジオン丸」をWin200でも動くコントロールソフトRADIATORで自動録音のシステムを作ろうとしたのだが、どうしても認識してくれない。以前は動いたのに何が悪いのか。

 以前、1年以上前にこのページと昔のトラ技の記事を参考にハンダこての温度コントローラを作ったのだが、動作してくれなかった。失敗続きで、負け犬モードに落ちてもめいるばかりなので、体制を立て直して、生き返らせることに取り組むことにした。最終形態はケースに入れて、もう少し良い形なのだが、動作させるために、バラックに展開、かつ、扱っているのが100Vなので安全を重視してひとまとめにした。昔のゲルマラジオをカマボコ板にくみ上げるような形になった。

 AC100Vを整流してDC100Vにする回路はこわれたPC電源を解体して、ノイズフィルターと清流回路部分だけを使用。電源を入れて、各部の電圧を測定、動作しているようである。ところが、負荷のハンダこてをつなぐと、こてには10Vくらいしかかからない。いろいろと確認するが、わからない。もういちど丹念に回路図とみらべて見たら、なんと、トランジスタが2個も逆に配線されていた。あと、ハンダクラックが1箇所。これらを正常にしたらきちんと動作した。書くと簡単だが、ここに至るまでに5時間もかかった。こんな間違いでもトランジスタもICもこわれなかった。

 ハンダこてを接続して、こての両端の電圧を見ながら、電源を入れる。最初は急加熱なので、130Vかかる。すぐにあたたまり、90Vくらいになる。こてに息を吹きかけると、温度が下がり、過熱のため電圧が上がる。これから、使いながら、最適値をさがしていく。熱電対の温度センサーもあるので測定してみよう。

 元になったトラ技の記事や、先のWEBの記事の回路に使われていたトランジスタが入手できなかったので、秋葉で規格表をたよりに代わりのものを探して使った。それ自体は問題ないのだが、いろいろとごちゃごちゃになり、ECBの配列を間違えたものだ。今回の再挑戦にあたり、WEBで検索して、すべてのパーツの資料をそろえた。結局はこれが勝因だったのか。
この基板はPCBのCAD EAGLEで本格的な基板作成に取り組んだものの第1号であり、配置図やシルクなどもプリントして、感光基板も上手にできたと思ったのになー。実用化品はCNCの基板切削でつくることにする。