ことわった宮前平の建築会社からプランが4案もとどいた

1月末にことわりのメールを入れた宮崎台の建築会社から、プランが宅配便で送られてきた。4案も。
コンセプトは、「ものがあふれ、無駄の多い収納・・・水周りが寒くて、余裕がない・・・などを解消し、趣味の多い多様との空間に耐えられるプラン」ということなのだそうだ。

プランが4案あっても、いずれもこれまでのプランのマイナーチェンジバージョンであり、大差はない。やはり、私たちの生活や趣味の動線、部屋や間取りに対する考え方の根本を理解していない。こんな大同小異のプランを4つ作るよりも、私が示したプランで間取りや観測室へのアプローチなどについて、プロとしての構造設計を示してほしい。デザインではなく、機能重視と言っているのに、御託をならべて、とてつもなく複雑な家の構造にはまり込んでいる。施主の希望にプラスワンでよいのに。

私は「作品」にすみたいのではない。家で健康とやすらぎ、そして趣味の時間をすごせるものがほしいのだ。住むのにパワーが必要な家ではだめなのだ。もう、10歳若ければ、そのような家でも良かったのかもしれない。シンプルな構造が良いのだ。ただ、始末に終えないのは、設計者が十分にシンプルだと思っていることだ。

これらの案に希望を述べて、修正をしたとしても、小手先の変更になるのだから、結局は統一のとれないものになるだろう。また、こんなに乖離があるようでは、このさきの詳細設計や施工などではどのようなことになるのか検討もつかない。やれやれ。

どのように、ことわりのメールを書こうか。