カルチャーセンターの講座

妻が新宿の朝日カルチャーセンターに通っている。受講している項目は植物学というか、園芸関係である。そこから、次のシーズンの案内が来た。見ていると、いろいろなものがある。
数学ラテン語入門
「いつか自分で歴史的数学者たちの原典を読めるようになりたい」人たちのための講座だそうだ。数学の論文を読むのでさえも大変だとおもうのに、その上ラテン語である。

なぜか、ラテン語は、大学のときに第二外国語として単位をとった。カトリックの神父様が講師であった。英語での講義であった。初日は40人くらいいたと思う。だんだんと少なくなり、ついには2人になった。お互いに休まないようにして、1年間をすごし、やっとの思いで単位をとった。断片的にしか覚えていない。教科書は、LATIN Our Living Heritage という本である。なぜか、いまだに捨てずにもっている。この本の練習問題があり、解答は別冊になっている。なぜか、ここのところだけは、コピーで配ってくれた。

もう、40年近く前のこと。本は、製本がしっかりしているので、いまでも美しい。
先生は、いつもカトリックの黒の司祭服を着ていた。シスターの運転するフォルクスワーゲンで、大学までかよってきていた。ぼくらは、英語で話しかけられるのが、こわかったので、あまり、質問もしなかった。先生にしてみれば、張り合いのない授業だったのだろう。悪いことをしたと思っている。
なんだか、いろんなことを思い出す。