ワシントン、ニューヨークをまわって帰国

学校が終了した翌日には、Columbia を離れて、ワシントンへと移動した。空港へは、大家さんのSkip が送ってくれた。 ワシントンで日本から来た妻とワシントンで合流し、市内を観光した。残念ながらアメリカ政府の予算不成立のせいで、スミソニアンの博物館群などの、National と名のつくところはすべて閉館しており、見ることができなかった。国際スパイ博物館を見ようと思ったのだが、けっこう混んでいたことと、入場料が$20だったので、やめにした。

ワシントンからニューヨークへは、アメリカ鉄道 Amtrak で移動。ワシントンユニオン駅がなかなかきれいな建物であった。アメリカのホテルや乗り物、博物館などの入場料には、シニアRate というのがあり、通常は62歳以上からとなっているが、10~20%の割引となるものがある。Amtrak でもしっかりと利用させてもらった。
ニューヨークまでの道中、列車から見る風景は、さほど面白いものではなかった。森の中を走るという感じで、日本のように人の生活が見えないのである。さすがに、ニューヨークにちかくなると違うが、アメリカは広いので、大部分は人の住んでいないところを走る。

ニューヨークでは、街歩きがメイン、エンパイヤステートビルやクライスラービルなど、1920~30年代にかけて建てられたビルを中心に見てまわった。今から80年も前に、こんな高層ビルが建てられ、今でも現役なのは、驚くばかりである。展望台は興味がないので上らず、外側をぐるっと回って見たり、内側の入れるところを見学、昔の建物は装飾過剰なところもあるか、美しい。
あと、アメリカ鉄道全盛期に建設されたグランドセントラル駅。今年で100年になるそうで、ほんとうにすばらしかった。とても人が多く、地下のフードコートでは大混雑で座って食べることができなかった。

もともと日本にいても美術館には行かないので、メトロポリタン美術館も行くつもりはなかったのだが、妻が行きたかったゲッゲンハイム美術館が工事のため閉館していたので、行ってみた。日本コーナーを二人で見て、私は、エジプトエリアへ、妻は絵画を見て回った。
エジプトエリアはとても充実しており、見ごたえがあった。石に彫られた象形文字をみて、3000年も前にどんな道具を使ったのだろうか、彫る人は字が読めたのだろうか、などと思いをめぐらす。

ガイドブックを持ってこなかったのだがペンシルバニア駅でもらった地図をみていて、Intrepid 海上航空宇宙博物館というのがあるのを知った。第二次大戦中に建造された航空母艦 Intrepid をそのまま係留して博物館としている。ニューヨークにこんなところがあるとはまったく知らなかった。
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そとから見るとこんな感じ。艦上・艦内には、戦闘機、ヘリコプターなどが展示されている。このほかに、スペースシャトルパビリオンには、エンタープライズの実物があった。このほかに、核ミサイル潜水艦グロウラーや、コンコルドの展示があった。
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妻に平身低頭して、4時間くらい見物した。感想を書くときりがないが、ここは、大満足。


そんなわけで、台風がやってくる前に帰国、久しぶりに見る我が家は、わりと広いほうなのだが、狭く感じたものでした。