K6BEZ 簡易アンテナアナライザー

今日は、旅行記はお休み。

K6BEZタイプのアンテナアナライザーについての簡単な報告。
このアナライザーは、K6BEZ Beric Dunnによって、最初に設計製作されたもので、$50 Antenna Analyzerなどとよばれている。
詳しいオリジナルのレポートは、
 http://www.hamstack.com/hs_projects/antenna_analyzer_docs.pdf
を参照されたい。

基本的には、SWRブリッジと中華DDSを使ったものであり、0~35Mhzまで測定できる。SWRを検出、計算するのに、PICやArduinoを使ういくつかのバージョンがある。

今回は、Arduino を使ったものを製作。
PCのソフト、Arduinoのスケッチは、
http://www.hamstack.com/project_antenna_analyzer.html 
からダウンロードできる。
いろいろと試行錯誤の末に、アンテナ研究会のメンバー MLA48にプリント基板を外注し製作したのがこれ。AD9850の安定動作のために放熱器をとりつけてある。

イメージ 1

こんな感じで、測定データが表示される。
イメージ 2

市販のアンテナアナライザーと比較してみたところ、SWR値がほんのすこし低く表示されるようだ。おそらく、Ge Diodeの小信号領域での非直線性によるものだろう。

追試されるかたのために。
オリジナルには、日本ではなじみのない部品が使われている。この代替品。
・MA143 → 1N60などのGe Diode
・MCP6002 → LMC6482などの1電源2回路のOP AMP
・50Ω抵抗 → 100Ωをパラにするか、51Ω1%のもので値をそろえる

SWRがグラフィックに表示されるのは、ほんとうに便利。