IPカメラでスカイモニター

以前に、Datyson T7M カメラでスカイモニターのテストを行った。それなりに良い結果が得られたが、カメラを占有してしまうことや、撮像にPCを使わなければならないことが、もったいない感があった。

撮像にPCを占有しないようにPCからアクセスする IPカメラをさがす。以前にも、IPカメラボードを購入して作ったことがあるが、感度がいまいちだった。ここのページによると、SONYのIMX225、IMX291を使った高感度ものが安価で入手できるらしい。 例によって Aliexpress で検索して、IMX225を使用したIPカメラモジュール見つけ購入した。

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もともとは、監視カメラ用のモジュール、明るさに応じて赤外LEDをON/OFFする機能や赤外フィルターを制御する機能を搭載している。レンズを取り付けて、12V電源を供給すれば、これだけで、撮像、画像処理を行って、IPアクセスで見られるカメラができる。完成品はこの倍くらいの値段からある。ちゃんとしたIP65の防水機能を持ったものも$100以内で入手できる。これだけの機能を持ったものをこの値段で買える。えらい時代になったものだ。

ずうーっと外に置いて使用するので、耐候性を考えなければならないのだが、とりあえず古い監視カメラのアクリルカバーケースを利用して組立てた。レンズは前述のDatyson T7Mに付属してきた2.4mm広角レンズをそのまま使った。このレンズには、赤外カットフィルターがついているので、マウントに付属しているものをとりはずしている。

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PCから画像を見るには専用ソフトが必要でWEBからダウンロードできる。インストールして、先日来実験中、以下の画像はキャプチャー機能で保存したもの。もともとはカラーのカメラであるが、夜は感度を上げるために、こんなふうにモノクロとなる。ノイズは多いが、2等星くらいまで見えるようだ。雲の様子も良く分かる。

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雲がなくなると、こんな感じ。このカメラに使っているCMOS 撮像素子 IMX225は、Datyson T7Mのと同じ1/3インチサイズなので、120°×90°くらいの画角となっているはずである。
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カメラはPC側から、いくつかの設定ができるようだが、基本的にはオートで感度や露出時間の設定などはできないが居間から天頂の様子をモニターするには十分に実用になりそうだ。