先日入手してそのままになっていた、S.A.A.2( nanoVNA-V2 )を使ってみた。50Khz~3Ghzまで計測できるVNAというふれ込みである。
これまで、EU1KYなどいくつかのアンテナアナライザーを製作し、nanoVNAやziVANuも持っているので、興味はあるが特に必要ないと思っていた。実際の運用範囲が500Mhz以下であったので、手持ちのもので事足りた。
今回、1400Mhzくらいのアンテナを製作することになり、供給も安定したようなので購入した。Aliexpressのお店で$63 送料込み。
届いたパッケージはこのような感じ。本体、キャリブレーションKIT、USBケーブルの一式。THROUGHのCALに使用するケーブルが質の良いものになっている。nanoVNAはCタイプのUSBケーブルだったが、このバージョンではマイクロとなっているのが残念。
www.aliexpress.com今はきれいなケース入りにものがここで入手できる。値段も$66.8とそんなに変わらない、ケースの作りを考えると安い。もうすこし待てば良かったか。
だいぶ前にHAMフェアで購入して外に設置してある1.2Ghzのアンテナを測定してみる。2.8inchの画面では老眼につらいので、nanoVNA-Saverで接続する。
nanoVNAでは、PCと接続しても LCDの表示は変わらなかったがS.A.A.2( nanoVNA-V2 )では、このとおり接続中の表示がでる。
結果は画像のように、1245Mhzに共振していることが確認された。S11 リターンロスが30dB以下ということなので、SWR=1.0くらいということになる。
続いて、SDRを買ったときにオマケに付いてきた、ADS-B 用のアンテナ。
結果は、
1090Mhzのはずなのに共振周波数は1152Mhzとなっている。Aliexpressで売っているものだが、ネットで他のアンテナの比較してうまく受からないとの書き込みがあったが、さもありなん。
測定周波数が3GHzあたりまでになると、CAL KITの特性、ケーブルの素性、SMAコネクタの締め付け具合などが値に影響してくる。そんな精密な測定ではないが、うまく使えそうな予感。