ハンダこて温度コントローラ用の基板を削り出す

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 前に実験した、ハンダこて温度コントローラの製品版というか、実用版製作のため基板を削りだした。前のものが、人工衛星で言うと、EM(エンジニアリングモデル)なのに対して、こちらは、FM(フライトモデル)のようなものである。前回は感光基板を使ったのだが、今回はCNCマシンによる削り出し。以前、EAGLEで書いてある図面から、パターンを起こした。今回は、削りだしのため、片面べたアースとして、また、パターンの大きさが最大になるように、微調整した。EAGLEの自動パターン生成は、どうしてこんなルートで配線するのだろう、というのもあるが、ともかく、やってくれるので、それをバースに手直しをすればよい。フリー版でこれだけできるのはありがたい。

 もともと、工作室と書斎で2台必要なことと、予備も含めて、2枚作った。機械に取り付けて走らせれば、45分程度で自動的に作ってくれるので、ありがたい。環境を整えれば、機械というのはほんとうに効率が良い。0.5mmのエンドミルがだんだん切れなくなってきており、バリが出る。また、削りだしの部分を最小限にしたため、0.02mmくらいのところで削り残しが出ている。その部分だけを、データを変えながら、再度削ることができるのもCNCマシンの良いところだ。ルーペで確認しながら、細かい三度ペーパーでバリを取り、パターンを確認する。このあと、先日買った、COOL AMPで銀メッキをかける基板は完成。早くできた。もうすぐだ。