秋葉原のAitendo で IPカメラモジュールが発売されており、Sky カメラに使えないかと思って実験してみた。
モジュールは2種類あるが、お店によると構成は同じでコネクタの引き出しかたが違うのだそうだ。モジュールは、基板、RJ45+電源ケーブル、コネクタとなっており、先バラになっているケーブルのPINをコネクタに挿入してアセンブルしなければならない。配線図は店のWEBにあり、完成写真はこのとおりとなるはずである。
ところが、まぬけなことにRJ45コネクタへのLEDラインのPINが違っており、接続することができない。電源・信号ラインは接続でき、LAN接続表示LEDはHUB側でみることができるので、とりあえずこのまま使うことにした。
レンズはついていないので、以前に同店から購入した、f=3.6mm/F2のレンズを取り付け、ケーブルに無理がかからないようにして、組み上げたのが写真である。
ダウンロードしたプログラムでIPアドレスを変更して、我が家のネットワークに合わせる。昼間に溝の口方向をとった写真がこれ。画角はおよそ76度くらいとのこと。
この画像からはわかりにくいが、かなり解像度が良い。
これは昨日の夜の雲の様子を写したもの。
これも画像からはわかりにくいが、雲の様子はなんとかわかる。
昨日の月はこんな感じ。
f=2.1mmの広角レンズももっており、これだと画角は110度くらいになるはずなのだが、付属のレンズマウントでは、ピントがでない。またこのマウントには、赤外カットフィルターがついており、これをはずせばもう少し良く映るのではないかと思われ、コントロールのラインもあるのだが、付属ソフトでは、そのメニューを見つけることができなかった。手持ちのマウントでは、やはりピントがでない。
まあ、こんな感じで多少難航しているが、空に雲がかかっているかどうかということが、自室から分かればよいと割り切れば使えそうである。広角レンズが使えるようにして防水ケースに入れればSKYカメラとして活用できそうだ。
このカメラはOV9712というメガピクセルのイメージセンサー、Hi3518というデュアルコアのプロセッサを使用しており、画像処理からWEBサービスまでこなしている。こんな小さな基板にこれだけの機能を詰め込んで、3,500円で売っているというのは、たいへんな時代だ。